ロンブー観察記


2002. 8月 某日 ルミネコント打ち合わせ  
  亮が1年も前から続けているiモードのゲーム「きん肉マン」。

そして、亮に影響されはまりだした一人のスタッフ。

それがあのような悲劇、惨劇を生もうとは誰も知る由はない。
  自分で育てた超人が戦い、強くなっていくこのゲーム。
「今週は○勝○敗だった。」が、亮とスタッフの挨拶代わりになっていた。

平穏な日々だった。笑顔だった。周りのスタッフも、暖かく見守ってくれていた。ある一人を除いては…。
  そのとき、その一人はいったい何を考えていたのだろうか?
子供のようにはしゃぐ亮とスタッフを見て、彼はどう思っていたのであろうか?
まるでロボットのようなあのクールな視線は何を捕らえていたのだろうか?

冷たい、冷たい、冷たい視線…。
  なぜあの時、亮は気づかなかったのだろうか?
いや、気づけと言うほうがおかしいのだ。

クールな視線は、生き物としての感情、心、熱さ…。その全ての気配を消していた。

機械的な視線の持ち主。そう…、淳だった。


つづく
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